ドイツの日々の暮らし・ドイツ生活情報

ドイツ生活40年。ドイツの生活情報やドイツ人の考え方、ヨーロッパの状勢について発信しています。

12月6日は聖ニコラウスの日 サンタクロースとの違いは?

12月6日はこちらドイツでは聖ニコラウスの日です。
諸説がありますが、ニコラウスは西暦271年に今のトルコのMyra (イスミール)で生また司教で、345年12月6日没、というのが有力説です。

 

5日の夜にブーツをきれいに磨いて外に出しておくと聖ニコラウスが来て、良い子にはお菓子を悪い子には木の枝を置いていきます。
この木の枝は悪い子のお尻をペンペンするためですよ。
因みにこの時期には、ニコラウス用のプレゼントとして、チョコレートと木の枝をセットにしたものが売られています。


f:id:senior-life:20161205060626j:plain

 

 

 

聖ニコラウスは、ヨーロッパの移民とともにアメリカに渡り、1932年にCoca Colaの宣伝と共に赤いマントを着てサンタクロースと名前を変え、再デビューしました。

そして、このアメリカ生まれのサンタクロースは、再び故郷のヨーロッパに帰り、ドイツ語ではWeihnachtsman (クリスマスのおじさん) となって24日にプレゼントを持って良い子の処に現れます。
移民と共にヨーロッパに帰って来たWeihnachtsmanは、このCoca Colaの宣伝以来、元着ていた青いマントから赤に衣替えをしました。
ですから、此方の聖ニコラウスとWeihnachtsmanは同じ人物です。
昔は宗教上、Weihnachtsmanを取りやめるべきだという話もあったそうですが。

f:id:senior-life:20161205060314j:plain

 

でも、そのおかげでドイツでは、6日と24日にプレゼントがもらえるんです。
良い子の皆さん、良かったね!
親にとっては大変だけど、、、

通常、6日は小さなプレゼント。
24日は大きな、お誕生日よりも、もっと大きなプレゼントをします。

我が家の息子たちはもう大人になりましたので、ニコラウスにはプレゼントしません。
去年までは、靴に20-30ユーロ入れていたけど、、、もう、いいでしょう、、、
それともやっぱり、欲しいかな?
、、、朝、気が付かずにお札が入ったまま、靴を履いて行った子もいますが、、、
でも、気が付かないって、、、??

街中は至るところにクリスマスマーケとが設けられています。

 

f:id:senior-life:20161205061706j:plain

 

 

何処を見ても楽しい飾り付けで、お店を一軒一軒眺めていると、あっという間に時間が過ぎていきます。

去年は暖冬で12月には桜が満開!ホワイトクリスマスなんてあり得ないと言われていたのに、24日にはちゃんと雪が降りました。
一昨年も暖かかったのに、24日には雪が降りました。

なんか不思議、、、

やっぱり夢見るホワイトクリスマス。素晴らしい銀世界になったら、またお知らせしましょう。

Copyright © 2016 ドイツの日々の暮らし・ドイツ生活情報 All rights reserved.